助成枠と対象者 | 助成枠 | 予算 | 1件あたりの 助成金額 |
対象者 |
若手研究支援 | 100万円 | 30万円まで | 厳密には定めませんが、20代から30代前半の個人を想定しています。学歴や研究者としての資格等の条件はありません。 | |
調査研究 (一般) |
600万円 | 100万円まで | 高木基金にはじめて応募する、あるいは高木基金から過去に1回、助成を受けた実績のある個人・グループ。 | |
調査研究 (継続) |
300万円 | 原則として 50万円まで |
高木基金から2回以上の助成を受けた実績のある個人・グループ。 | |
予算総額 | 1,000万円 | |||
・グループ・団体での応募の場合、法人格等の制限はありません。一般の市民グループも助成の対象となります。 ・調査研究(一般/継続)枠については、大学や研究機関などに所属し、科学研究費などの獲得が可能な方からの応募も受け付けますが、選考に際しては、そのような研究費等の獲得が難しい立場の方からの応募を優先します。
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対象となる調査 研究 |
・ 市民科学の視点に立った調査研究活動を助成します。調査研究の分野は特に限定しません。
・ 調査研究のテーマは、どのような問題について、どのような手法で、何を明らかにしようとするのかがはっきりわかるように設定してください。
・ 応募される個人やグループが取り組んでいる活動全般への支援を求めるようなものは助成の対象としません。
・ 同種のテーマでの応募は連続3回までとします。過去に高木基金から助成を受けた調査研究を継続して応募する場合は、そのことを明記してください。
・ キャンペーン活動、映像等による記録、情報発信等を主とした活動も、過去には助成の対象としていましたが、この募集では、具体的な調査研究活動を優先します。
・ 助成金を充当する支出は、調査研究の実施およびその成果の発表、政策提言などに要する諸費用とします。人件費やグループの運営経費に助成金を充当することも可能ですが、資金使途および金額の妥当性も含めて審査します。
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高木基金の重視 する点 |
・ 現代の科学技術や公共政策が、市民社会や地球環境の脅威となっているような問題について、行政や企業の利害とは独立の立場から、その問題の所在を示し、問題をめぐる状況の分析・解明を試み、解決への道筋を探るような取り組みを重視します。
・ 大学、研究機関や学会などにおける研究や議論が不十分な課題など、既存のアカデミズムが、脅威にさらされる市民の不安に十分に応えていないテーマに取り組むものや、既存のアカデミズムのあり方を問い直すような調査研究を重視します。
・ 現代における科学技術や公共政策の選択が、限られた地球資源の浪費・喪失により、持続可能性を危うくし、将来の世代に大きな負担をもたらすという世代間倫理の視点を重視します。
・ 若手研究支援枠については、現時点での調査研究計画や研究成果の見通しよりも、社会的な課題に真剣に向き合い、問題の現場で学び、よりよい未来を目指そうという意欲や姿勢を重視します。
・ また、「市民科学者として生きる」(岩波新書)などの高木仁三郎の著作を読み、「市民科学」への理解を深めた上で応募していただくことを強く推奨します。高木基金の過去の助成実績については、こちらに掲載していますので、それらを参考にした上で、応募していただくことをお勧めいたします。
・ 高木基金の助成選考における「市民科学」の視点は、こちらをお読み下さい。
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助成対象期間 |
・ 原則として2020年4月〜2021年3月の間に実施される調査研究を対象とします。 |
申込み方法 |
・ こちらから応募フォームをダウンロードし、必要事項を入力の上、出力した書面を郵送して下さい。
同時に入力済みの助成申込書を電子メールで高木基金事務局へ送信して下さい(書面の申込書を正本とし、電子メールのみの申込みは認めません)。 ・「調査研究(一般・継続)」と「若手研究支援」では、助成申込書が異なりますので、ご注意下さい。
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募集期間 |
・ 2019年11月10日〜12月10日(当日消印有効)
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事前相談 |
・ 正式の応募前に、希望に応じて事務局が「事前相談」を受け付けます。高木基金に初めて応募をする方は、事前相談を利用することを強くお勧めします。事前相談を希望の方は、助成申込書の下書きを作成した上で、原則として11月30日までに、メールか電話で事務局に申し込んでください。募集期間終了間際の事前相談には対応ができない場合があります。
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選考のながれ |
・ 選考委員会で書類選考を行い、結果を2020年2月中旬頃までに応募者全員に通知します。
・ 書類選考通過者には、原則として、2020年3月中旬頃に都内で実施する公開プレゼンテーションに参加し、調査研究計画を発表していただきます。なお、公開プレゼンテーションでは、市民科学に関わる新しい課題を発掘することを重視するため、過去に助成を受けた調査研究を継続する内容の応募については、理事会の判断で、公開プレゼンテーションを省略することがあります。また、書類選考通過者が、公開プレゼンテーションの当日に参加できない場合など、別の日程で、高木基金の理事による面接を行う場合があります。
・ 公開プレゼンテーションでの発表・質疑応答等を踏まえ、高木基金の理事会で助成先の最終決定を行い、2020年3月下旬までに助成先および助成金額を通知します。
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