この成果発表会は、2011年7月9日に、約85名の参加で開催されました。 |
高木基金は、核や原子力の問題を在野の立場から批判的に研究し、2000年に亡くなった高木仁三郎の遺志によって設立され、仁三郎の遺産と、基金の主旨に共鳴する一般の方からの会費・寄付を財源として、「市民科学」を志す市民やグループの調査研究・研修を助成しています。
この成果発表会では、2009年度に高木基金の助成を受けて実施された調査研究・研修の成果を広く一般のみなさんに報告します。
研究の分野は多岐にわたりますが、いずれも市民社会に大きな影響を及ぼす問題でありながら、行政や一般の研究者が取り上げないものを、普通の市民や市民グループが地道に調査・研究しているものです。
ぜひ多くの方に参加していただき、研究の成果に対するご意見やご助言などをお聞かせいただくなかで、研究成果を深める場としたいと思います。
■日 時 | 2011年7月9日(土) 9:45開場 10:00開会 18:00頃閉会 |
■場 所 |
カタログハウス セミナーホール JR新宿駅南口から徒歩約10分 東京都渋谷区代々木2-12-2 |
■参加費 | 資料代 1,000円 |
■申込み |
当日参加も可能ですが、資料準備のため 7月6日(水)までに E-mailかFax でお申し込み下さい。 |
■会場案内図
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グループ名・氏名をクリックすると調査研究の概要が表示されます。
10:00 | 開会・趣旨説明 | |
10:05 | 調査研究計画の発表 午前の部 | |
◆原発老朽化問題研究会 / 上澤 千尋さん 美浜1号炉の高経年化技術評価報告書の批判的検討 | 助成金額 70万円 | |
◆六ヶ所再処理工場放出放射能測定プロジェクト / 澤井 正子さん 六ヶ所再処理工場からの放射能放出に関する調査研究 | 助成金額 80万円 | |
◆グリーン・アクション / アイリーン・美緒子・スミスさん 原子力は温暖化対策にならない むしろ新規原子力は温暖化を悪化させる | 助成金額 20万円 | |
◆玉山 ともよさん 米国南西部におけるウラン鉱山をめぐる環境正義運動 | 助成金額 56万円 | |
12:00 | 昼食休憩(60分) | |
13:00 | 調査研究計画の発表 午後の部・前半 | |
◆長島の自然を守る会 / 高島 美登里さん 埋め立ての危機に瀕する上関原発予定地の生物多様性の立証 | 助成金額 70万円 | |
◆北限のジュゴンを見守る会 / 鈴木 雅子さん 草の根市民による沖縄のジュゴン保護活動の構築 | 助成金額 30万円 | |
◆夕張のメロンと夕張川の水を守る市民ネットワーク / 福本 昭男さん 安定型処分場に依存しない農業用塩ビフィルムのリサイクル等資源化活用システムの構築に関する研究と夕張の自然環境を守る取り組みについて | 助成金額 20万円 | |
◆三浦の自然と大村湾の環境を守る会 / 野田 智子さん 汚泥堆肥化施設周辺の落下菌調査 | 助成金額 10万円 | |
◆松葉のダイオキシン調査2010.3実行委員会 / 岡本 京子さん 市民が行う松葉のダイオキシン調査 | 助成金額 20万円 | |
15:35 | <休憩> | |
15:50 | 調査研究計画の発表 午後の部・後半 | |
◆たまあじさいの会 / 中西 四七生さん 日の出町ゴミ焼却灰のエコセメント化工場の環境影響調査 | 助成金額 60万円 | |
◆埼玉西部・土と水と空気を守る会 / 北浦 恵美さん 産業廃棄物中間処理施設周辺環境影響調査 | 助成金額 70万円 | |
◆ピープルズ・プラン研究所 / 山口 響さん 在沖米海兵隊のグアム移転がグアムと沖縄に与える影響の研究 | 助成金額 40万円 | |
◆化学物質による大気汚染から健康を守る会 / 津谷 裕子さん 建築材料等のVOC汚染による健康影響の総合調査 | 助成金額 40万円 | |
18:00頃 | 閉会 |