高木基金助成報告集
Vol.5(2008)が
できました!

高木基金の助成を受けた研究・研修のレポートです。
高木基金の助成に応募しようとお考えの方は、ぜひ、
過去のレポートをご覧頂き、応募の参考 にして下さい。


報告集の発行にあたって

報告集の目次

過去の報告集は下のリンクからご覧下さい。

報告集vol.1(2004)

報告集vol.2(2005)

報告集vol.3(2006)

報告集vol.4(2007)

注文方法


A4判 74頁






高木基金助成報告集の発行にあたって



高木仁三郎市民科学基金
代表理事 河合弘之


高木基金は、2001年10月に第1回の助成募集を発表し、この7年間で、累計112件の調査研究・研修に、合計6570万円の助成を実施して参りました。この助成報告集は、2007年度に実施された調査研究等の成果をとりまとめたものです。

この報告集に掲載した研究等は、いずれも、この報告で完結するものではなく、今後も継続されるものや、研究の成果が実際の政策などへ反映されていくことを目指したものです。お読みいただいたみなさまからのご助言や、さらに問題の解決に向けてのご協力をいただければ幸いです。

ご高承の通り、高木基金は2000年に他界した高木仁三郎さんの遺産と、仁三郎さんの「偲ぶ会」にお寄せいただいたお香典や、基金の趣旨に賛同して下さったみなさまからのご支援を助成の財源としております。

一般的に、助成を行う財団等は、相当額の基金を確保し、その運用益を助成財源としたり、あるいは、企業が本業での利益を社会に還元するかたちで毎年の助成資金を支出していますが、高木基金の場合は、みなさまからの会費や寄付が、毎年の助成金の財源となっております。

おかげさまで、2007年度末には、設立時からの収入累計が、約1億6000万円となりました。仁三郎さんの残した約3000万円の遺産が、みなさまからのご支援で5倍以上に拡大したといえるものであり、あらためてみなさまからの温かいご支援に心から御礼を申し上げます。

設立以来の7年間で、市民科学をめざす調査研究を、市民がお金を出しあって支えていくという高木基金の活動は、社会的にも一定の評価をいただくようになって参りましたが、今後、さらに積極的に役割を発揮していくために、2008年度は、次の3点について、新たな取り組みを展開することにしました。

第一に、これまでは、助成対象を調査研究や研修に絞ってきましたが、市民科学の研究と、それをもとに社会的課題を解決するための運動などの実践的な活動は、いわば車の両輪とも言うべきものであり、今後は、その様な実践的な活動も助成対象に位置づける方向で、助成の枠組みを変更することにしました。

第二に、高木仁三郎さんの遺志に基づいて設立された高木基金としては、原子力発電や核燃料サイクル政策への批判的な研究を、助成の重点としてきましたが、今後は、それらに代わる、自然エネルギーや省エネルギーの普及・実践に関わる取り組みを助成対象にしていくこととしました。これについては、助成対象事業の選定、資金の確保の方法などについても、従来の助成とは別のかたちで準備を進めていく考えです。

第三に、これまで事務局の対応が不十分だったアジア向けの助成について、海外での活動経験の豊富な担当者を新たに採用し、より積極的に取り組んでいくこととしました。

これらの新たな取り組みも、実際には財源が確保されているわけではなく、これまで以上に、「走りながら考える」スタイルで動き始めました。みなさまのお力添えが頼りですので、今後とも、ご支援、ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。


なお、高木基金は、2006年4月に国税庁から「認定NPO法人」の承認を受けました。高木基金へのご支援は、個人の所得税、企業等の法人税における寄附金控除の対象となり、相続財産からご寄付をいただく場合は、相続税の非課税の対象となりますので、この制度をご活用いただき、なお一層のご支援をいただければ幸いです。







【助成報告集の注文方法】



ご注文は、お送り先のご住所と必要部数を明記の上、

下記の郵便振替口座に、1冊500円(送料・手数料)を

お振り込み下さい。

郵便振替口座00140−6−603393

加入者名高木仁三郎市民科学基金


















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