高木基金について助成応募の方法これまでの助成研究・研修高木基金の取り組みご支援のお願い

これまでの助成研究・研修

トップページ  > これまでの助成研究・研修 > 助成事例の詳細


生態学的民主主義と市民参加:インドの新しい環境適合性認可体制と新しいコモンズの構築の事例について



グループ名
代表者氏名 Sonari Huria さん
URL
助成金額 5,000USD=約50万円

ゴラクプール原発のEIAヒアリングに対するコミュニティーの抗議

チャットカ原発のEIAヒアリングに対するコミュニティーの抗議

研究の概要

2020年9月の応募書類から
インドでは、環境影響に懸念を表明する市民グループが長い間続けてきた運動と、画期的な法的介入の結果として、1994年に環境影響評価(EIA)が義務化されました。しかし、 EIA更新の度に改定が重ねられ、環境影響評価制度は経済活動がしやすいように、形骸化されてきました。 2020年版のEIA通達(EIA2020)の際には、インドの生態学的未来にとって何を意味するのかについて大きな議論を呼び、(a) 公聴会 / 市民参加のための民主的な場(b)EIAの適用範囲 (c)違反者への処分、および(d)インド最高裁判所によって一貫して確認されてきた環境正義と法律の原則などについて、広く、公開討論が行われました。 一方で、大規模開発プロジェクトに反対し、環境認可プロセスに自分たちの声を反映させようとする地域コミュニティがなかなか自分たちの懸念や不安を広く国民に届けることができず、彼らに連帯を示そうとする都市/農村部の活動家らも効果的につながることができないという課題がありました。 しかし、コミュニティ内の共有資源、健康、伝統的な生計手段、知識体系、生態学的なつながりなどが、大規模開発プロジェクトによって影響を受けるのではないかという懸念があることや、 だからこそ、 環境認可プロセスが非常に重要であるという考えはおおよその共通認識です。 従って、本プロジェクトでは、インドのEIA 2020と環境認可制度を取り巻く様々な動きを時系列に記録するウェブサイトを立ち上げ、EIA2020 への抗議活動をしながらも、これまでインターネットを使って活動していなかった各地域の人々にオンラインによる発信の場を提供し、同時に、双方向でコミュニケーションができるようなプラットフォームを作っていきます。さらに、主要メディアで断片的な情報しか受け取っていない都市部の住民にも、インド全体の環境をめぐる闘いとEIA改定プロセスに関する情報を提供していきます。

中間報告


結果・成果


その他/備考


HOME助成応募の方法これまでの助成研究・研修高木基金の取り組みご支援のお願い高木基金について
ENGLISHサイトマップお問い合わせ 個人情報の取り扱い