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助成応募の方法

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第23期(2024年度)国内向け助成募集のおしらせ


下記の2024年度国内枠助成の応募受付は5月10日で終了しました。
応募者には受付確認のメールを5月11日午後1時までに送信しました。
確認のメールが届いていない場合は、事務局にお問い合わせください。


【今年度の助成総額】 800万円    
【助成対象期間】   2024年8月〜2025年7月   
【応募締め切り】   2024年5月10日(金)午後9時



高木基金 第23期(2024年度)国内枠募集要項 



※ オンライン募集説明会を開催します 


高木基金としての選考の視点、「市民科学」の考え方から、助成申込書記入の要点などをわかりやすく説明します。
◆4月17日(水)19:00〜20:00 オンライン募集説明会
参加希望の方は、こちらから参加登録をしてください。
→ オンライン説明会参加登録
※ 4/17朝追記:登録用のURLに不備がありましたので修正しました。
※ 当日の参加が難しい方のために、説明会の動画は、後日、公開します。


 高木仁三郎市民科学基金(高木基金)は、生涯をかけて核・原子力問題の批判的な研究に取り組むとともに、脱原発の運動に力を尽くし、2000年10月に死去した「市民科学者」、高木仁三郎の遺志により設立されました。
 高木仁三郎は、自分の遺産を元に基金を設立し、趣旨に共鳴する多くの人から寄付を募って、次の時代の「市民科学者」を育成・支援してほしいとの遺言を残しました。
 高木基金は、2001年度から「市民科学」を志す個人やグループへの公募助成に取り組んできました。2023年度までの助成件数は459件、助成累計金額は2億4300万円を超えました。
 これまでに助成してきた研究テーマは、核・原子力に関わるもの、化学物質による環境汚染・健康被害、大規模開発事業による自然破壊の問題など、多岐にわたります。(具体的な助成の事例は、こちらからご覧ください。)
 さらに、私たちは、産業や経済のグローバル化にともなう領土や資源をめぐる紛争や、先端科学技術・研究の軍事利用をどのように規制するかといった困難な課題にも直面しています。持続可能で平和な社会を実現していくために、私たち一人ひとりが問題の現場で学び、専門性を高めるとともに、社会的な議論を深める中で課題の解決を目指していくことが「市民科学」の役割だと高木基金は考えます。
 困難な課題に直面しながらも、あきらめではなく「希望」を胸に、未来を切り拓こうとする次の世代の「市民科学者」を育成、支援することが、高木仁三郎の遺志であり、高木基金の目的です。多くの方からの意欲的な応募を期待しています。



助成応募の方法



Step1. 応募登録

 1. 応募者の基本情報を登録する/事前相談について

第23期(2024年度)国内枠助成応募登録フォーム から応募登録を行うとともに、第23期(2024年度)国内枠助成申込書をダウンロードし、必要事項を記入してください。

正式な応募の前に、希望に応じて事務局が「事前相談」を受け付けます。高木基金に初めて応募される方は、事前相談を利用することを推奨しております。ご希望の方は、助成申込書の下書きを作成した上で、原則として5月1日までに事務局にお申し込みください(下記アドレス参照)。
募集期間終了間際の事前相談には対応ができない場合がありますのでご注意ください。


Step2. 助成申込書提出

 2. 助成申込書をメールで送信する

必要事項を記入した助成申込書を下記メールアドレスに送信してください。

受付期間:2024年4月10日〜5月10日午後9時

送信後、受付確認のメールが翌日(土曜・休日を除く)までに届かない場合は、事務局までお問い合わせください。

事務局E-mailアドレス:info★takagifund.org [★を@に変えてください]



助成選考の流れ



おおまかな流れ図




高木基金 第23期(2024年度)国内枠助成 募集要項

助成予算・助成対象者
・助成予算の総額は800万円です。
・1件あたりの助成金額は、高木基金からの過去の助成実績に応じて、以下の通りとします。
過去の助成実績に応じた分類 助成上限金額
一般 高木基金にはじめて応募する、あるいは高木基金から過去に1回、助成を受けた実績のある個人・グループ。 100万円
継続 高木基金から2回以上の助成を受けた実績のある個人・グループ。 原則として50万円
最大100万円
・グループ・団体での応募の場合、法人格等の制限はありません。任意団体や一般の市民グループも助成の対象となります。
・大学や研究機関などに所属し、科学研究費などの獲得が可能な方からの応募も受け付けますが、選考に際しては、そのような研究費等の獲得が難しい課題の応募を優先します。
・2021年度までは、「若手研究支援枠」を別に設定していましたが、今回の募集では、若手研究者の助成応募は一般枠一括して受け付けます。若い世代の方からの応募については、調査計画等に荒削りな点があっても、将来にわたり「市民科学」を実践していこうとする意欲と姿勢を重視します。
「市民科学」の考え方と助成のテーマ性・助成選考の視点
・ 近年、「市民科学」という言葉は幅広い意味で使われており、市民参加による環境・社会調査などを一般的に「市民科学」と称することもあるようですが、高木基金の考える「市民科学」は、より明確な問題意識に基づいています。高木基金は、現代の科学技術や公共政策が、市民社会や地球環境の脅威となっているような問題について、市民と不安を共有し、行政や企業の利害とは独立の立場から、批判的に検証することを通じて、問題の解明を試み、解決への道筋を探るような取り組みを「市民科学」と位置づけ、この考え方に沿う調査研究を助成対象とします。
・ 特に、現代における科学技術や公共政策の選択が、限られた地球資源の浪費・喪失や汚染物質の排出などで、将来の世代に大きな負担をもたらすという世代間倫理の視点を重視します。
・「市民科学」の考え方に基づくものであれば、調査研究のテーマは限定しません。
まだ社会的に注目されていない問題について、問題そのものを浮き彫りにするような応募を歓迎します。調査研究体制や方法等に不十分な点がある場合も、下記の「事前相談」で対応します。
・ 助成選考においては、今回応募の調査研究に限らず、将来にわたり、「市民科学」を実践していこうとする意欲と姿勢を重視します。
『市民科学者として生きる』(岩波新書)などの著作を読み、高木仁三郎の目指した「市民科学」への理解を深めた上で応募してください。過去の助成実績についても、高木基金のウェブサイトに掲載していますので参考にしてください。
助成対象期間
・原則として2024年8月〜2025年7月の間に実施される調査研究を対象とします。
・3年程度の長期的な計画に基づいて調査研究を実施するものも助成の対象とします。
 その場合は、全体の計画とともに当初の1年間の調査研究計画を示してください(助成選考は1年ごとに行います)。
申込み方法
こちらから応募登録を行うとともに、下記のリンクから助成申込書のファイルをダウンロードし、必要事項を入力の上、メールの添付ファイルで送信してください。
第23期(2024年度)国内枠助成申込書
募集期間
2024年4月11日〜5月10日午後9時
事前相談
正式の応募前に、希望に応じて事務局が「事前相談」を受け付けます。高木基金に初めて応募をする方は、事前相談を利用することを推奨しています。ご希望の方は、助成申込書の下書きを作成した上で、原則として5月1日までに、事務局( info★takagifund.org [★を@に変えてください] )にメールでお申し込みください。募集期間終了間際の事前相談には対応ができない場合があります。
選考のながれ
・ 選考委員会で書類選考を行い、結果を2024年6月末頃までに応募者全員に通知します。
・ 書類選考通過者には、最終選考の一環として開催する公開プレゼンテーションに参加し、自らの調査研究計画を発表していただきます。
・ 公開プレゼンテーションは、2024年7月下旬に都内会場+オンラインで開催する予定です。
・ なお、市民科学に関わる新しい課題を発掘する観点から、過去に助成を受けた調査研究を継続する内容の応募については、理事会の判断で、公開プレゼンテーションでの発表を省略することがあります。また、書類選考通過者が公開プレゼンテーションの当日に参加できない場合など、別の日程で、高木基金の理事による面接を行う場合があります。
・ 公開プレゼンテーションでの発表・質疑応答等を踏まえ、高木基金の理事会で助成先の最終決定を行い、2024年7月31日頃までに助成先および助成金額を発表します。

高木基金の助成金は、活動の趣旨に賛同して下さる一般市民からの会費や寄付に支えられています。助成先となったみなさんには、調査研究活動を通じて、高木基金の理解者・支援者を広げていく活動にもご協力をお願いいたします。