2015年10月20日 高木仁三郎市民科学基金の支援者のみなさまへ 特定非営利活動法人高木仁三郎市民科学基金 みなさまには、従来より、高木仁三郎市民科学基金(高木基金)の活動にご理解とご協力をいただき、 誠にありがとうございます。 かねてお伝えしておりましたとおり、高木基金は、昨年来、東京都に認定NPOの承認申請を行っておりましたが、 本日、都知事からの承認書が交付されました。これにより、本日以降に入金された高木基金へのご支援(正会員を 除く会費および、事業指定寄付を含むご寄付)は、所得税における寄附金控除、法人税における損金算入、相続税 における非課税の扱いなどの税制上の寄附優遇が適用されることとなりました。 高木基金は2006年より、国税庁から認定NPOとして承認されていましたが、この 承認の期限が今年4月30日となっておりました。これに先立ち、昨年10月から、東京 都への認定申請を行っておりましたが、東京都から、一部の会計処理について改善 の指摘を受け、その対応を含めて審査に予想以上の時間を要したため、結果として、 5月1日から10月19日までのご支援は、寄付優遇の対象とはならないこととなりました。 支援者のみなさまに、ご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを深くお詫びいたし ます。 この間、高木基金としては、会費・寄付などのご支援のお願いを控えておりまし たが、市民科学を志す個人・グループの調査研究活動等を助成し、支援するという 高木基金の活動は、従来同様、積極的に進めております。現在は、2016年度のアジア 向け助成の書類選考を進めておりますが、まもなく、2016年度の国内向け助成の募集 を開始いたします。また、高木基金の特別事業として実施している原子力市民委員会 の活動についても、継続的に取り組んでおります。 これらの活動は、高木基金の趣旨に賛同してくださる一般のみなさまからの会費・寄付に支えられています。 ご承知のように、高木基金は、2000年10月に亡くなられた高木仁三郎さんの遺志により、仁三郎さんが残された 約3,000万円の遺産によって設立されました。その後の活動資金のほとんどは、趣旨に賛同してくださる多くの みなさまによって支えられております。2015年3月までの15年間にお寄せいただいた会費・寄付の総額は、 4億555万円となりました。みなさまからの継続的なご支援に重ねてお礼を申し上げます。 他の助成財団などは、相当の基本財産を保有して、その運用益を助成財源としたり、企業収益の社会還元のかたちで 助成金を支給したりすることが一般的ですが、高木基金は、市民科学を支える「市民ファンド」として、 助成金の財源を含む毎年の事業費を、多くの方々の会費・寄付によって支えていただいております。 みなさまからのこれまでのご支援に、あらためてお礼を申し上げますとともに、今回の認定NPO承認を機に、 引き続き、高木基金への温かいご支援、ご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。 なお、高木基金へのご支援の送金口座は下記の通りです。クレジットカードによるご寄付にも対応しております。 また、高木基金は、これまでにも遺贈によるご支援を複数の方から頂いております。書類作成のための弁護士の紹介などを含め、 ご相談は事務局にて承りますので遠慮なくお問い合わせください。 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
高木基金の振込口座 郵便振替の場合 00140−6−603393 |